ヘルスビリーフ

健康行動について(;^_^A
健康行動を行う目的は、人生の質(クオリティ・オブ・ライフ)を良くすること!


健康とは
『病気ではないとか弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること』
『健康は、生きることの目的ではなく、生きて行くために必要不可欠な資源である』
世界保健機構(WHO)憲章

健康行動(health behavior)について考える
個人の健康状態に関連し、病気を予防するために行うこと
睡眠を充分にとる、健康的な食事、間食を控える、運動を行う、など

□病気行動
治療を求める行動 治療を行う

□病者役割行動
回復するための行動
休養することなど

□行動的病理
健康を害する行動週間
過労や飲酒、喫煙など

□行動的免疫
健康を守る行動
健康的な食事、運動で免疫を上げる

健康行動を予測する因子
社会的因子 学習・強化・モデリング・社会的規範など

遺伝的因子 アルコール依存などにみられる遺伝的要因の関わりなど

情動的因子 不安、ストレス、緊張、脅威など

症状の知覚 傷み、息切れ、疲労など 自分で身体の状態をとらえること

個人がもつビリーフ(信条、物事に対して抱く思い込みや心情など認知的反応)

専門家がもつビリーフ 健康関連の行動のためにこれらの因子を組み合わせて用いることを提案 

ヘルスビリーフ(健康に関する信条)
健康行動予測に役立つものと考えられている

ヘルスビリーフモデル
・罹患可能性の認知・・・病気に罹るかもしれないと考える
・疾患重度の認知・・・病気に罹ると大変だと考える
・利得の認知・・・健康行動を起こすと良いことにつながると考える
・障害の認知・・・健康行動を起こす為に起こる障害、面倒であるなど

ブレスローの7つの健康習慣
・喫煙をしない
・定期的に運動
・飲酒は適量を守るまたは飲酒しない
・一日7-8時間の睡眠
・適正体重を維持
・朝食を食べる
・間食をしない

上記の健康習慣を行っているかによって以後の寿命に差が出てくるという研究

7つの健康習慣とビリーフの関係
7つの健康習慣は、
健康に価値を持つ
世界の平和を信じている
刺激的な生活に価値を持たない という信条を持つ人が行っている割合が高い

帰属理論(Heider)
物事の原因をあるものに帰属させる帰属過程の総称

出来事の結果を内側に求める「内的帰属」本人の努力・能力が原因だと考える
原因を外側に原因があるとするのを「外的帰属」運や課題の大きさが原因と考える

非現実的楽観主義
私は病気にならないから大丈夫!と楽観的な考えをもつ
行動しないことにつながるが、癌に罹患した患者が自分は必ず治るから大丈夫と思うことが治癒をもたらすという研究もある