前世療法


「前世療法」は催眠による心理療法のひとつです。

いま現在日本で行われている「前世療法」と呼ばれる催眠療法は、精神科医であるブライアン・L・ワイス博士の著書『前世療法』からの影響で広まり、日本に伝わった前世を題材とした心のケア療法が主流です。

偶然起こった「前世体験」
「ヒプノセラピー(退行催眠療法」は、心理的外傷を軽減する為に精神科や心療内科などで行われている方法です。
情緒的な障害の発端となる心理的葛藤が生じた過去の場面を再体験させることで、ストレスや肉体上の症状を軽減する目的で行います。
ヒプノセラピー(退行催眠療法)は心理的肉体や精神面に症状をきたしている患者に有効性があるとされている治療法です。
この「ヒプノセラピー」による治療をきっかけとして、患者が自らの霊性に目覚める経験をした記録があります。

アメリカの精神科医であるブライアン・ワイス博士

アメリカの精神科医であるブライアン・ワイス博士が患者に退行催眠療法を施すと、患者が現在抱えている心理的な葛藤の原因が数千年も以前の出来事・・・「魂の記憶」にあることを患者の口から告げられたのです。
魂の傷ともいえる過去生の痛みが、その患者の現在の肉体や精神に影響を及ぼしており、日常が困難に感じられていたというのです。
その後も前世へ退行する治療を続けたところ、怖れや不安が解消されてゆき、精神が安定すると同時に、目覚めたスピリチュアルな意識が現れ始めました。
この実話に基づいた小説に登場するワイス博士の患者は、前世を思い出す経験により確実に癒されたのです。
『前世療法』の中の記録からは、生まれ変わりや人生と人生の間の中間生のことや、マスターと呼ばれる指導霊のはたらき、高次元の意識の世界や前世についてが語られ、明らかにされています。
これらのことが、ブライアン・L・ワイス博士の著作『前世療法』に記されています。アメリカでは随分以前にベストセラーになった実話に基づいた小説です。
ワイス博士は『前世療法』の後にも多くのヒプノセラピーについての本を書いています。


私自身もワイス博士にスピリチュアルな催眠の概念を伝えたコーチである
「パトリシア・カエタノ」氏より前世療法の講義を受けました。

カエタノ氏はサイキックでヒーラーであると仰っていました。そういったスピリチュアルな視点でセッションを行うセラピストも多数おります。アメリカでは心理療法として確立されているヒプノセラピー。

ヒプノセラピストは心理学を学んでいる修士であったり、
私的団体でもトータルでセラピーを学び、被験者からも信頼を得ているようですね。

過去生退行セラピー(前世療法)は、精神・心・身体面の潜在的トラウマを軽減する為、精神力の向上や被験者の自発的・意識的な自己啓発の為に行われるもので、
宗教的な意味を含め輪廻転生の思想をすべて肯定するものではありません。



その他にも、イメージを使ったセラピーとして子どもの頃の思い残しを解消する
「インナーチャイルドセラピー」

胎児期に戻り、出産時のトラウマを解放したり、胎児の時の安心感を再体験する
「リ・バースセラピー」があります。

セラピーを受ける人は、自分自身の心の傷や痛みを受け入れる準備の出来ている段階にあります。

傷つけられた人は自分を受け入れ癒す手段として、ヒプノセラピーを求められます。

ご自身でヒプノセラピーについて調べて、よく知った上でセラピストを尋ねられます。
ヒプノセラピーは、宗教的行為ではありません。

魂や霊性という言葉を用いますが、それらは人に備わる超自然の意識の世界をあらわす表現の一つです。

魂や霊性を否定するとなれば、人は自らの存在を否定することになります。

もしも、ご家族の中で誰かがヒプノセラピーを必要としていたら、
ヒプノセラピーで何が行われるのか、
ヒプノセラピーの目的は何かをぜひ知っていただきたいと思います。