催眠のしくみ「潜在意識」について

催眠のしくみ「潜在意識」について


催眠療法について、さらに潜在意識について説明します。

ヒプノセラピー(催眠療法)はセラピストが言葉による誘導を行い、
心や体の緊張をほぐします。

さらにイメージや感覚にはたらきかける暗示を行います。


次第に通常の意識状態からひとつの注目(セラピストの暗示)
に対して極度に集中力が高まる状態になります。


催眠はリラックスを生み、顕在意識を休ませ、被暗示性と気づきを高め
イマジネーションを通して潜在意識にふれるプロセスである

催眠はまた、思考とイメージをリアルに体験する状況をつくりだす。

「くつろいだ姿勢で、現実への感心を薄いものにしておいて、
無意識の活動を容易にさせる」


ふだん活動している時「私」という自己を中心とした表面意識と
「潜在意識」とよばれる無意識層があります。


潜在意識には、思考を通じて思い出すことが不可能な記憶があるといわれています。


ヒプノセラピーを受けている時には、全く忘れていた過去の記憶がよみがえったり、普段は容易に思いつかないようなひらめきが得られたりすることがあります。



こうした作用は催眠誘導で潜在意識と通常の意識の境界があいまいになり、普段は潜在意識下に留まっている過去の記憶や感覚が呼び覚まされるために起こります。



「ヒプノセラピーは潜在意識にはたらきかける」と表現されるのは、


普段は表に現れにくい潜在的な資質を引き出すためです。






催眠を用いたセラピーでは、心、意識に焦点をあて、原因の分からない不調の病因を探ります。


時間をさかのぼり、幼児期や胎児期、過去生を体験する
「退行セラピー(退行催眠療法)」は

潜在意識から呼び覚まされた記憶から

当時の感覚を思い出すと同時に思い残しや心の傷を解消するアプローチを行います。